日常/非日常展 Daily life & Unusual life
昨日、三軒茶屋のキャロットタワー内にあるせたがや文化財団・生活工房で行われて
いる展示会 日常/非日常 展に行ってきました。
私たちにとっての非日常とはいつもとは違う生活、災害時を想定して2年前の東日本
大震災から学んだこと、そこから新たに考えられたことなどが色々とシュミレートされて
いました。 中でも白布とボール紙のポールで作ってあるパーテーションで区切られた
数世帯分の実際の生活スペースの展示は非常にインパクトがありました。
学校の体育館などで避難生活をされていた方々は、このわずか2畳程のスペースの
床の上に薄いマットを敷き、白布で区切られた中に一家族分の日常生活、人生が
あったということ・・・ここで1年近くも生活していらした大勢の方々を思うと本当に胸が
痛くなりました
当時はテレビなどでこの様子を見て知ったつもりでいましたが、実際自分の目で見て
見ると非常に過酷な生活です。 皆様どんなに辛くて不安な毎日だったでしょうか・・。
もし自分がこの立場になったら・・・と思うと、耐えられるかどうか疑問です。
この展示は、震災から私たちの価値観や生活スタイルを再考させ、心が少しでも平穏
を得るためには何が必要か・・・と問いかけています。
普段の生活から一人ひとりが何を考えて、何について備えるべきか・・・ということを
日常生活において、非日常生活のことを再考えさせられた意味深い展示でした。