楽しそうに働くおばあさん
先週、私も夫も同じ曜日にちょっと時間が出来たので運動不足解消にウォーキング?
を兼ねて地元下北沢周辺をブラブラと散歩しました
2時間ほど歩いてちょうどお腹もすいてきたので時計を見ると1時半を過ぎていました。
昔から下北沢で有名なあまりキレイとは言えないラーメン屋さんに何年かぶりに行って
みました。 お昼も過ぎているのにお店は混んでいて、2階の大広間みたいなところに
通されましたが、そこはかつて畳だった?!と思われるような畳のお部屋で、お膳と
ペシャンコなお座布団がダーッと並べてあるようなところです
”あ~あ・・・”と思いながら待っていると、そのお店のオーナーの奥さん?それとも
大奥さん?80歳くらいの小さなおばあさんが手際よく注文を取りに来て下さいました。
足を少し引きずり、食器のお運びも重くて大変そうなのに楽しそうに働いていました。
あちこちのお客さんにさりげなく気を配り、そしてちょっと手が空くとチョコンと座って
テレビも見て、また注文したものが来れば立ってお客さんのところに足を少し引きずり
ながら運びます。そしてその間、お水のコップも洗い、私達には” 遅くて悪いね~ ”と
気を配り、テーブルを拭いたりしながら動いたり、座ったりと一人で12、3人のお客さま
を相手に楽しそうに働いていました
少しして私の注文したラーメンが来ましたが、そのおばあさんの指がラーメンの
おどんぶりに沿って曲がってしまっているのです。長年働いてきた証拠ですね。
私は、あのおばあさんに比べたらまだずっと若いのに、膝が痛いの、肩凝っただの
疲れただのと言ってる自分が恥ずかしくなりました。 きっと、あのおばあさんも足が
痛いだろうし、あのお年だから疲れるに決まっているのに楽しそうに働いているのです。
私はおばあさんを観察しながら、何だか元気が出てきました。
” 私もまだまだ元気で働かなくちゃ!!” と・・・。
モチロン、ラーメンも餃子も美味しかったのは言うまでもありませんが、それよりも
もっと大切な何かを頂いた気がしました。お腹一杯になり、心も満たされて少々人生に
疲れ気味だった夫婦は帰り道、元気にウォーキングして帰ってきました