ヴェラヴェッカ BERAWECKA
フランスのアルザス地方のパン菓子のヴェラヴェッカ・・・パン・ド・ポワールとも言う洋ナシパン
です。
沢山のフルーツやナッツを使うことから、今ではノエルに食べるお菓子、ノエルのミサの前やノエル
の朝に食べたり、新年に食べたりするお菓子です。
由来はイエス様の12人の弟子とイエス様を足した13の数字にちなんで、ノエルの13のデザート
『トレーズ ディセール』と言って南仏ではノエルにいただくデザートは13種類のフルーツやナッ
ツを食べることからヴェラヴェッカのお菓子になったとされています。(所説ありますが・・・💦)
また、キリスト教の三位一体から3の数字を重んじるそうで、ディナーのお皿は3枚、キャンドルは
3本など・・。
ヨーロッパのキリスト教国は厳かで静かなノエルを迎えます。
ヴェラヴェッカはどちらかと言うと地味~な見た目ですから、パテスリーでもあまり売られていませ
んし、シュトーレンやビュッシュドノエルのようにメジャーなお菓子でもないのですが、しみじみと
した深い美味しさのお菓子だと思います。また熟成によりお味の変化も楽しめるお菓子なのです。
薄くスライスして、ワインにもお紅茶にもコーヒーにも合う大人のお菓子です。
ノエルの贈り物は香りの良いものを添えると良いそうですから、テラスで育てているタイムやローズ
マリーを添えてお友達へのプレゼントに致しましょう。
ベラベッカを見つけたら、ぜひ召し上がってみてくださいね! しみじみと美味しいお菓子です❤