マルメゾン大山シェフの講習会 Patissier MR. OYAMA
先月、日本食生活文化財団主催の成城マルメゾンのオーナー大山シェフの講習会がありました。
あの、フランス菓子の大山軍団のボスの大山シェフです。
今からちょうど30年以上まえのことですが、世田谷の下北沢に引っ越して来て間もなく駅前に本多劇場があるビルが出来ました。
そこの1階にマルメゾンのカフェとショップがあり、よくケーキを買いに行っていました。
その頃、そこには,今では独立してオーナーシェフになられた超有名なパティシエ達が何人も大山シェフのもとで修行をしていらっしゃったのです。
このことは、今回の講習会で分かったことで、とてもびっくりしました
ある時、ピアノ教師をしていた音楽家の母のために母のSTEINWAY(スタインウエイ)
のグランドピアノの形をしたケーキを作っていただいたことがありました。
アレコレとわがままを言ってお願いしたことを忠実に再現して下さいました。
テンパリングして薄く伸ばしたピアノの形のショコラをケーキに貼って、みごとにグランドピアノのようにに仕上げてあり、小さな白・黒のキーもきちんと作ってありました。
グランドピアノの上にはシェフのお計らいでしょうか、バラの花束がのっていました
ケーキを取りに伺うと、担当したお若いシェフが出ていらして、いかに工夫したかと楽しそうに説明して下さいました。
今思うと、このシェフはいったいどなただったのでしょうね・・・
(その頃はただのスウィーツ好きの主婦でしたからシェフのお顔などまったく覚えていませんでした)
残念ながら家族で美味しく頂いてグランドピアノのケーキの写真は手元にはないのですが・・・
あまり、講習会をなさらないシャイな大山シェフですが、そのお弟子さん達パティシエのメンバーのすごいこと、大山シェフのお人柄と偉大さがあらためて分かった素晴らしい講習会でした。
モチロン、お菓子は繊細で優しいお味、美味しかったのは言うまでもありません