この本から・・・
私の香り好きはこの古めかしい本から始まりました。
私が10才頃まで同居していた叔母からもらった本ですが、当時(1962年)資生堂の
香水を作っていた日本一の”鼻きき” 堅田道久さんという調香師がお書きになった
ものです。
香水の修行のためにフランスに行き、大変苦労されたことや香水とは・・とか香水の
つけ方など香水についてのエピソードが面白おかしく書かれています。
小学生の私にはさっぱり本の内容がわかりませんでしたが、フランスのグラースと
いう場所で香水を作るのだと知り、あとはこの表紙がステキでずっと大切にしていた
本です(小学生のチビにしてはかなりオマセでしたね)
この叔母はとてもおしゃれな女性で香水が大好きでした。私はこの叔母から沢山の
影響を受けたと思います。お菓子作りや美味しいもの、おしゃれや外国のことなど・・。
時々、叔母から使い終わった美しい香水の空ボトルをもらい大切にしていました。
中学生の頃に叔母から私のファーストフレグランス ”Miss.Dior”のオーデコロンを
もらった時はとても嬉しかったことを覚えています。
それからなのです、私の香水好きは・・・。
それ以来、お小遣いを貯めては少しずつオーデコロンを買い集めていました。
写真はコレクションの一部ですが、どれもボトルが個性的でとても美しいのです。
また香水にはお花や植物、動物など沢山の香りのベースがあることも知りました。
香水は脈の打つところにつけると体温と合わさり良い香りを放つと堅田さんはおっしゃ
います。
でもかのココ・シャネルは ” キスしてもらいたいところ全部につけるのよ! ”
だそうです。 皆さまはいかがでしょうか?