闘茶に挑戦! Japanese TEA Fight
前回の新茶作りの後に 『 闘茶 』 という鎌倉時代から伝わるお茶を使った楽しい遊戯を教えて頂きました。
『 闘茶 』というのは鎌倉時代に中国の宋から伝わってきた遊戯で 『 お茶の味を飲み分けて勝負を競う 』というもの。
ちょうど日本でも各地の名産地茶が誕生してきた頃で、上流階級だけではなく、庶民の間でも『 闘茶 』はとても人気が出てきました。
それが次第に盛んになりすぎ、ギャンブル性を帯び、中には家・屋敷まで賭けるという者まで出てきて、足利幕府により禁止令が出されたということです。
今では茶鑑定能力練磨のため、大きな大会が年一度行われています。
さて、今回の『 闘茶 』は皆様で作った4種類のお茶と例の ” 急須で入れたようなお茶~ッ ” というキャッチコピーのペットボトル入りのお茶も加えて5種類の茶葉を当てるというもの。
紅茶の勉強はしましたが、日本茶となるとまるで未知の世界・・・当たるかしら・・・と不安がいっぱいです
上の木の箱 (投札箱と言います)のナンバーはゲームする方のナンバーで、私の番号は1番でした。
5種類のお茶を1回ずつ飲んで、これだと思うお茶の種類の札を自分の番号のところに入れていきます。 一発勝負のやり直しは出来ないんです
全部で5種類、これだと思ったお茶の名前、花鳥風月客の札を投札箱に入れていきます。そして皆様で答え合わせをします。
これがなかなか難しいんですね~。
全部が一緒に出てくれば何となくお味の違いが分かると思うのですが、1回ずつ飲みほして茶葉を当てるのですから・・・。
まして今、茶葉を作っただけでまだ飲んでいないお茶を当てるのですから超~難しい でも、1回目は5問、全問正解 20人中、一人だけでした。 ワ~オッ
2回目も1問外しましたが合計の成績はトップで、見事優勝しました~
オーガニックの素晴らしいお茶をご褒美に頂きました。
でも、良かった~
普段からアーダ、コーダとお味に関してはうるさいことを言っていたのに、出来なかったら私のコケンにかかわる?(ちょっとおおげさですが) 私の味覚はなんなの~ッ となるところでした。
ただ、綾鷹のお味には閉口しました
ペットボトルのお茶はほとんど飲まないので、綾鷹がどんなお味か分からなかったのですが、本物を飲んだ後だと、個性のない、美味しさのない、渋みもない、ぼんやりとしたフレバーで味付けされたような画一的なお味の綾鷹は飲んだことがなくてもすぐに分かりました。
やはり、本物のお味、本物の美味しさの中では、ペットボトルの綾鷹はすっかり影をひそめてしまいました。
私は皆様に出来るだけ本物のお味、本物の美味しさお教えしていきたいとあらためて思った今回の『 闘茶 』なのでした。
奈良、月ヶ瀬の UMEZUKI の 山中さん、本当に貴重な経験をさせて頂きましてありがとうございました。