ローズ・フェアー で ROSE FAIR
下北沢にある自宅から近いお花屋さんの ユー花園 では年に1回ローズ・フェアー
があります。
今年も沢山の種類のバラが1本から買うことが出来、全部違う種類でなんていう
チョ~ワガママも聞いてくれちゃう良いお花屋さんです。
モチロン、私はそんなワガママは言いません。だって欲しいバラは決まっていますから・・・
私の好きなバラは イブ・ピアッチェ と言うエレガントでセクシーで素晴らしい香りの
本当のローズ色とでもいうのでしょうか・・・。
こちらのバラです・・・イブ・ピアッチェ
香りを感じていただけないのがとても残念ですが、本当に良い香りなんですよ
これはまだ少し開きかけている状態ですが、開いてくるとさらにエレガントになりますし、
そこにちょっと可愛らしさも加わる・・・なんとも言えない大好きなバラです。
鉢植えも何度も購入していますが、なかなか思うように咲かせられないのが残念な
ところです。
こちらが咲いてきたところです。
大学生の頃、結婚式場でお花屋さんのアルバイトをしていた時でした。
花瓶にアレンジされた沢山のバラ達がもう、今にも散り始めそう・・・というくらい大きく
大きくどれも開いていました。
若かった私は 『 もう、これじゃ明日は使えないから処分にしますか? 』 と主任に
お尋ねすると彼は 『 もう、これが最後って一世一代一生懸命咲いているんだよ
処分するのは散り始めてからにしようよ 』 とおっしゃいました。
散り始めでは仕事としては手間がかかりますし、そのバラを処分してから仕事にかかる
とすれば時間もかかりますが、それでも彼は精一杯咲いているのだから最後まで咲か
せてあげようよ とおっしゃいました。
私はその時、胸が一杯になったのを覚えています・・・
私はバラを見ていたのではなく、仕事としてバラを扱っていたのです。
確かに仕事としてお花を扱うと使える、使えないで選別してしてしまい、そのお花の
一生懸命に咲いている本当の美しさを忘れてしまいがちですが、私の主任さんはその
ことを満開のバラを通して私に教えて下さいました。
今でも忘れられません・・・本当にお花の好きな方でしたし、良い方の下で働かせて
頂いたのだと・・・。
今でも、バラが散り始めるとガラスのボウルにお水をはって、茎を短く切ってバラを
浮かせて最後まで楽しませて頂いているのは彼の一言のおかげかもしれません